空き家不動産の巡回サービスの業務内容は? 企業別サービス10社比較

空き家対策特別措置法が設置されて以来、空き家不動産の管理責任がより厳しく問われる時代になりました。

したがって、所謂「迷惑空き家」とも言える特定空き家への指定を免れるためにも、例えあなたが「空き家はわが家の不良資産」と思っていたとしても、最低限の空き家管理が必須事項として社会から求められる世の中になっています。

「空き家」と「特定空き家」の違い~認定から強制撤去まで
かつて日本では住宅を資産と呼んでいました。 私たちが所有している空き家も当然かつては資産の1つに数えられていたはずです。 と...

また「もうこの家には住むつもりはない、いずれ取り壊す」と考えている場合だとしても、空き家不動産の管理を放棄して建屋を放置しておくと、火災、崩落、不法侵入、犯罪に利用されるといった思わぬトラブルを起こしかねません。

願わくば月に1度程度、それが無理なら半年に1回…最低でも年1回は空き家不動産を自分自身で訪れて、現在の維持状態を目視で確認することをお勧めします。

とはいえ、遠方に住んでいるといった理由でどうしても自分自身での空き家管理が難しいとお嘆きの方もいるでしょう。

今はそういった空き家不動産オーナーのために、様々な企業な様々なスタイルでの空き家巡回サービス(=空き家管理代行サービス)を提供していますので、こういった外注サービスの活用を考えてみてはいかがでしょうか?

空き家問題が過熱する昨今、空き家管理代行に対応できる業者が増加傾向なこともあって、料金はリーズナブルになり、対応できるサービス種類も増え続けています。
今回の記事では、そんな空き家巡回サービスの業務内容をチェックした上で、代表的な空き家巡回サービス10社のサービス内容比較まで踏み込んでみました。




空き家巡回サービス(空き家管理代行サービス)とは?

空き家巡回サービス(空き家管理代行サービス)はその名の通り、外部の空き家管理会社の作業員が空き家を巡回し、不具合や事件事故が生じていないかを定期確認するサービスです。

サービス内容は、単に外から目視するだけの簡単なものから、空き家不動産所有者から鍵を預かって家の中までしっかり見守るタイプまでさまざまあります。

サービス1:空き家の外側に関する管理

空き家の敷地中に入らない外観だけの管理を外注依頼するメリットは料金の安さです。
比較的築浅の状態が良い空き家や、空き家にしておく期間が1年程度と短い場合は、外側から目視でチェックしてもらう巡回確認の依頼だけでも十分でしょう。

サービス2:空き家の内側に関する管理

空き家の中まで管理代行してもらう場合、料金は高くなってしまうものの、家の状態をかなり良好に保つことができますので、資産価値の維持には非常に効果的です。

空き家の屋内巡回確認サービスには、もれなく部屋の換気や水道の通水作業が入っていますので、カビの発生予防や水道器具の状態維持につながります。

もしも空き家にしたまま保持しておく期間が数年以上になる場合は、きっちりと家の中まで巡回管理してもらったほうがよいでしょう。
外観のチェックだけでは見つけることができない雨漏り、シロアリ被害も早期発見可能です。

外注先業者の選び方は、「将来的に空き家をどうしたいか」で決定するべき

空き家巡回サービスを提供している企業はかなり沢山存在し、企業の業種もばらばらです。
サービス内容はそれほど大きくは違わないため、業者を選びは「将来的に空き家をどうしたいのか(売りたい、土地活用したい、自分で住みたい等)」を考えるとよいでしょう。

空き家不動産の将来的な取り扱いを決定したとき、力を発揮する業者を選んでください。

例えばアパート建設会社は、空き家巡回確認サービスを行うことで所有者との接点を持ち、所有者にアパート経営を薦めようと考えています。
従って、アパート経営に興味がある空き家所有者にとっては適切な外注先の1つです。

不動産会社が巡回確認サービスを手掛ける狙いは、物件の売却のお手伝いをしたいからです。
また警備会社は警備業務の一環として巡回確認を行っているので、防犯に力を入れています。
住宅メーカーであれば、リフォームや建て替えの受注を狙っています。

このように、空き家巡回サービスを本業の営業活動と位置付けている業者も少なくないので、空き家所有者であるあなたには、サービス内容や料金だけではなく、業者の全体像を見て選択することをおすすめします。

空き家管理を外部業者に依頼する前に確認すること

外部業者に空き家巡回サービスを頼むには管理コストの支払いが必要になりますが、その費用を支払うだけのメリットはあるのでしょうか。

空き家管理を外注サービスに依頼する前に、空き家の維持管理目的とコストを学んでおき、更に、自分でできる部分の修繕などはあらかじめ終えておくことで、管理依頼コストを抑えることもできます。

空き家売却に備え、査定額(資産価格)の維持が目的の場合

将来的に空き家不動産の売却を考えている人は、1円でも高く売りたいと望むはずです。
そのためには、空き家不動産の資産価値を落とさないように維持管理し続けることで、売却タイミングの際に、満足いく査定額を不動産会社に提示してもらう必要があります。

不動産会社の不動産買取査定額を左右するのは、建屋の状態と立地です。
立地は空き家所有者ではどうしようもありませんが、建屋の状態を維持管理して資産価値を落とさないようにすることは、所有者自身でも十分に可能です。

それを踏まえて、外部の空き家巡回サービスを利用する際には、不動産会社の買取査定担当者が空き家不動産のどういったポイントに価格付けをして査定しているのかを知っておくと有利です。

要は、査定ポイントへの影響が大きい箇所・項目に絞り込んで、空き家巡回サービスの管理メニューを選べばよいということになります。

査定担当者の第一印象は査定額を左右する

あなたの空き家不動産を査定する不動産会社は、家の印象を重視します。
なぜなら、不動産会社の査定担当者は、空き家を転売する先の「購入希望者」がどういった印象をその物件に持つのかを意識して査定をしています。

従って、自分自身の第一印象が悪い物件に対しては「顧客のファーストインプレッションが悪い空き家物件だな」と最初から結論づけられてしまう恐れがあります。

空き家物件の雰囲気というのは、維持管理に手間をかければかけるだけ良くなります。
逆に、長年放置し続けてしまうと、いざ売却する時に付け焼刃の修正をしてもすぐにプロの査定マンには露呈してしまいます。

したがって「不動産会社が売りやすい第一印象」を管理サービスを使って維持してもらうことに注力するのは、資産価値を守るための防衛手段の1つになりえます。

空き家物件の印象価値は外観とエントランスから

査定担当者が重視する空き家不動産の印象は、外観、特にエントランスから始まります。
あなたの空き家不動産の敷地に入る前からエントランスの印象調査は始まっていて、ここでのチェックポイントは、住宅の外壁のペンキの状態や窓ガラスの透明度、玄関の清掃具合などになります。

また、庭がある空き家不動産では、最低でも雑草の刈り取りが必要になります。
庭木がある場合は、枝が敷地の外に張り出していないかの確認も必要ですので、空き家巡回サービス、管理代行サービスを依頼する際の重要ポイントとなってきます。

「空き家だから汚してもいいや」は絶対にNG

また住宅の中に入ったときの印象も、査定額に大きく影響します。「空き家だから汚してもいいや」という気持ちで玄関に壊れた傘を放置していたり、靴棚の扉が壊れていると大きなマイナスポイントとなりますので、ゴミとなるものは処分して、壊れている建具などは早々に修繕をしておきます。

また、玄関のドアは密閉を保っているようでいて、郵便受けなどの隙間があります。
そこから細かい粒子の砂が入り込み、玄関を埃っぽくしてしまいます。
これも注意したいところですので、空き家巡回サービスに掃除代行メニューがある場合は依頼項目に入れておきたいところです。

においに注意、家具は空き家の中に変に残さない

そして、知らず知らずのうちに不動産会社の印象を決めているのは「家のにおい」です。
「におい」は「匂い」とも「臭い」とも書きます。

空き家を管理する上で芳香剤などを使っているといい「匂い」を維持できますが、換気が不十分でカビの「臭い」がすると査定は下がります。

空き家の中に家具や家財道具や荷物を残しておかないことも、査定を上げるコツです。
家具などがないと家の中が広く感じるので、良い印象につながるからです。

不動産会社の査定担当者は素人がチェックしないところも確認してきます。
基礎部分や柱に「腐れ」や「やれ」が見つかると、遠慮なく査定額を下げてくるでしょう。

こういった部分は空き家巡回サービスに管理外注を出す前に、自分自身できっちりと修繕の手間図を整えておいてから管理外注の発注を行ってください。

決して空き家巡回サービスの外部業者は、売却査定時のポイントをあなたの代わりに考えてくれるような親切をしてくれません。

管理に外部の力を借りるとはいえ、あくまでも不動産の資産価値を落とさないようにする主体は、物件所有者である、あなた自身であることには変わりありません。

空き家維持管理に手を抜くこと=査定額を下げる理由に直結する

不動産会社の査定担当者は売るときの家の状態をイメージしながら査定をします。
どういうことかというと、査定担当者は「この部品は交換しなければならないな」ですとか「この壁紙は張り替えないとならないな」と感じるたびにコストを思い浮かべ、そのコスト分を査定額から差し引いていくのです。

ですから、売却前の維持管理の段階で先回りをして修繕なり交換なりをしておきます。
不動産会社の中には査定額を引き下げるとき「理由をつけて」必要以上に大きく引き下げる担当者も一部いるので、彼らに査定額引き下げの理由を与えないことが肝心です。
査定マイナスとわかっているポイントがあるならば、空き家所有者が事前に修繕しておいたほうが得することもあるわけです。

空き家所有者は、査定担当者に査定額を下げる理由を与えないようにしなければなりません。

以上のことを踏まえて、空き家巡回サービスや管理代行会社に依頼する前のチェック、および、依頼後に重点的に管理代行をお願いしたいポイントを表にまとめました。

チェックポイント 管理内容
空き家の外壁 ペンキ、傷の確認
窓ガラス ガラスの透明度、割れの確認
雑草の刈り取り、庭木の枝の張り出しチェック
玄関 ドアの開閉のスムーズさ、清掃の状態、靴棚の状態
家の中の家具 家具や家財道具などはないほうがよい
家の中のにおい 芳香剤で「匂い」をつくる、カビの「臭い」を発生させないようにする
基礎、柱 腐っていないか、やれていないか
住宅部品、壁紙 使用に耐えない場合は交換しておいたほうが「得」かも
これは不動産会社の査定時のチェックポイントですが、このまま、空き家巡回確認サービスを依頼するときの管理依頼項目にもなります。

他に空き家管理ポイントには様々なコツがありますが、下記の記事でより詳細をご説明してありますので、併せて参考にしてみてください。

空き家不動産の維持管理に必須メニュー6選
諸事情により相続した実家住宅が空き家になってしまうことは止むを得ないとしても、それが「迷惑空き家」となって近隣住民に悪影響を及ぼして...

近隣とのトラブルを回避する目的重視の場合

空き家巡回確認サービスを利用するメリットには、空き家を原因とする近隣住民間のトラブルを回避できる目的・メリットもあります。

すぐに空き家を売却しようとは思っていない人にとっては、こちらの方が外部業者に管理・巡回を委託する意味が大きいかもしれません。

人間は状況が把握できない対象物に対し、不安を抱いたりストレスを感じたりします。
空き家不動産の近隣住民は、テレビニュースで空き家やゴミ屋敷の問題、不法侵入や放火事件が報道されるたびに「うちの隣の空き家は大丈夫だろうか」「きちんと所有者は管理しているのだろうか」と漠然な不安感を抱きます。

そのようなストレスや心配がつもると、ほんの少しの不具合をきっかけに感情が爆発します。
例えば近くの歩道でネズミやゴキブリといった害獣・害虫を見ただけで、「あの空き家のせいでは?」「家の中にゴミが放置されているのでは?」というクレームにつながる可能性も珍しい話ではありません。

ところが、空き家を巡回して定期的に確認してくれる外部サービスが関与していることがわかると、作業員が空き家に出入りしている事実を知ったり、たまたま目にするだけで「きっとこの空き家は安全に管理されているのだろう」と近隣住民は(勝手に)安心してくれます。

当然、万が一トラブルの種が発生したときも、無管理状態の空き家だった場合と比較すると圧倒的にトラブル処理が有利に働きます。

空き家巡回サービス10社のおすすめ比較評価

それでは次に、空き家巡回サービスを展開している業者別に、具体的なサービス内容の中身についてみていきましょう。

それぞれのサービスを比較検討した上で、当サイト独自のお勧め評価についても書かせていただきました。

三井不動産リアルティ「空き地・空き家巡回サービス」

三井不動産リアルティ

三井のリハウスの三井不動産リアルティ株式会社が展開する「空家・空地巡回サービス」の対象は、一戸建て住宅、マンション、土地の3つの不動産です。

基本プランは月額7,650円(税抜)、シンプルプランは5,400円で、いずれも月1回の巡回となっています。
基本プランのサービスメニューは以下の通りです。
「*」はシンプルプランにもある項目です。

運営タイプ 不動産会社系
金額 基本プラン月額7,650円
シンプルプラン月額5,400円
巡回周期 月1回
作業時間 1時間程度
雨漏り・カビ確認 住宅内に入って目視で確認する
通気・換気 60分間、室内の空気の入れ替えを行う
通水 水栓を開放し、サビと臭気の予防をする
メンテナンスチェック(*) 外壁の塗装、傷の状況を見る
清掃(*) 玄関、通路の掃き掃除、敷地のゴミ拾い
庭木の確認(*) 剪定や雑草刈りの必要性の報告をする(実際に剪定や雑草刈りは行わない)
郵便物の確認 郵便物を家の中に取り込み、写真を撮影して報告する(転送はしない)
報告書(*) 巡回後、写真付きの報告書を作成する
その他 ・シンプルプランは鍵を預からない屋外巡回のみ
・マンションは専有部分、専用使用権部分のみの点検巡回
委託先企業 株式会社暮らしのネットワーク他

この内容は巡回確認サービスの標準といえ、他の業者もほとんど同じ作業をしてくれますので、特に大きな特徴があるサービスとは言えず、標準的な空き家巡回サービスでしょう。

空家・空地巡回サービス|三井のリハウス
三井のリハウスの【空家・空地】巡回サービスを紹介します。お客様のご使用されていない不動産に対して、定期的に巡回を行い、劣化防止のお手伝いをするサービスです。

住友不動産販売「ステップ空き家巡回サービス」

総合ディベロッパー御三家の一角である住友不動産系列の仲介会社、住友不動産販売株式会社は月額9,000円(税抜)で空き家巡回サービスを提供しています。

巡回は月1回で、約1時間の作業です。
メニュー及び詳細は次の通りです。

運営タイプ 不動産会社系
金額 月額9,000円(税抜)
巡回周期 月1回
作業時間 1時間/回
通風、換気 室内の空気の入れ替え
簡易清掃 玄関、バルコニーのゴミ拾いと清掃
通水 水栓の開放、サビ付着、臭気の防止を実施
郵便物の確認 室内に取り込む(転送はしない)
雨漏り・カビ確認 目視にて雨漏り痕やカビの発生を報告
定期報告書 巡回後、写真を付けて報告
その他 ・鍵を預からないプランもあり
・マンションは専有部分、専用使用権部分のみの点検巡回
委託先企業 株式会社アクトコール
ステップ空家巡回サービス | 住友不動産販売
不動産売却を考える。住友不動産販売(住友の仲介)では、マンション、一戸建て、土地などの物件の最新査定情報から、売却のお手伝い、その際に必要となる知識など、様々な情報を掲載しております。

長谷工リアルエステート「空家巡回サービス」

不動産総合流通の長谷工グループの株式会社長谷工リアルエステートは、いずれも月1回の巡回で、一戸建て巡回月額9,000円、マンション巡回8,000円です。

運営タイプ 不動産会社系
金額 一戸建て月額9,000円
マンション月額8,000円
巡回周期 月1回
作業時間 1時間程度
通風、換気 全室換気し空気の入れ替えを60分間
簡易清掃 玄関・通路・建具等の簡単な清掃を実施
通水 キッチン・バス・洗面台・トイレの通水
郵便物の確認 郵便物の確認・室内への取り込み
雨漏り確認 各部屋の雨漏り状況と症状を確認
カビの確認 各部屋のカビ等の発生状況を確認
巡回確認 物件周囲を巡回し大きな外傷等の有無を確認(一戸建て対象)
庭木の確認 庭を巡回し剪定や雑草取りの要否を確認(一戸建て対象)
その他 ・マンションは専有部分、専用使用権部分のみの点検巡回
委託先企業 株式会社アクトコール
空家巡回サービス|不動産仲介なら【長谷工の仲介】
長谷工のサービス「空家巡回サービス」について、解説しています。:不動産、中古マンションなどの仲介なら【長谷工リアルエステート】にお任せください。

大東建託パートナーズ「空き家管理サービス」

アパート経営支援大手の大東建託のグループ企業、大東建託パートナーズ株式会社も、前3社とほぼ同じ内容の巡回確認サービスを提供しています。

料金は一戸建て室内外セットが月額10,000円(税別)、一戸建て外部巡回のみが5,000円、マンション室内外が8,000円となっています。

運営タイプ 不動産会社系
金額 一戸建て内部巡回サービス月額10,000円
一戸建て外部巡回サービス月額5,000円
マンション巡回サービス月額8,000円
巡回周期 月1回
作業時間 約70分
通風、換気 全室(押入れ・物入れ含む)開放、空気入れ替え
簡易清掃 建物内部の簡単な掃き掃除
通水 60秒開放、サビ付着防止、排水トラップ注水
郵便物の整理 郵便物を整理、指定先への転送
雨漏り・カビ確認 雨漏り、しみ、カビの発生確認
玄関前簡易掃除 玄関前、アプローチの除草と掃き掃除(10分)
建物状況確認 塗装、外装仕上げ、木部、鉄部の状況家訓
庭木の確認 剪定、消毒の要否を確認
その他 ・災害時の臨時巡回あり
・郵便転送サービスあり
委託先企業

引用:http://www.kentaku.co.jp/etc/ak/service/index.html

hhttp://www.kentaku.co.jp/etc/ak/service/index.html

NPO法人空家・空地管理センター「100円管理サービス」

大手の系列業者は委託先が同じ先であるケースもあるため、非常に似たようなサービス内容を似たような料金で提供していますが、NPO法人空家・空地管理センターは、月額100円という異色の料金設定にしています。

安さの秘密は、月1回の外部目視のみに絞っているからです。
同センターの巡回確認は、補修の必要性の判断や室内巡回は一切せず「事件の抑止」だけを目的にしているサービスです(※これだけでは非常に不安なサービスですので、オプションでのサービスプランを付けざるを得ないシステムであるとも言えます)。

巡回対象の空き家には、同センターが巡回していることを周知する看板を設置したり、空き家に対するクレームの一時的な対応、巡回報告書の作成を行ってくれます。
また月額100円のほかに、最初だけ3,800円が必要になります。

空き家管理を全く何もしないのは不安だが、コストはかけたくない…という人にとっては、たとえ外からの目視チェックのみでも委託をした方がよいのは明らかですので、気軽にお願いしやすいサービスであるといえるでしょう。

まずは基本100円のシンプルな目視チェックから委託を始めて、必要な作業のみをオプションで随時追加していく…という利用方法が堅実そうです。

運営タイプ 独立組織系
金額 基本料金月額100円(初期費用3,800円)
しっかり管理月額4,000~15,000円
空地管理月額2,000~7,000円
他、オプション作業により個別追加値段設定あり
巡回周期 月1回~4回(料金が異なります)
作業時間
通風、換気 全窓、ドア、ふすまを開けて風を建物に通す
雨漏り点検 雨漏りによりシミがないかを目視で確認
通水 すべての蛇口を1分程度通水する
室内・建物点検 室内・建物に異常がないか目視点検
庭木確認 剪定の必要があるかどうか確認
ポスト清掃 ポストのチラシ等廃棄処分
庭のゴミ処理 スーパービニール袋程度の容量までゴミ拾い
近隣挨拶 近所に声掛けして周辺状況確認調査
看板設置 管理者の看板を建物前に設置
クレーム対応 近隣からのクレーム一時受付を代行
巡回報告書 写真付きで報告書作成、Eメールもしくは郵送で送付
その他 ・郵送の報告書は有料
委託先企業

※上記の作業内容は「しっかり管理」コースに準拠

100円管理サービス
サービス内容 当センターが提供する「100円管理」サービスは、所有する空き家を月額100円で管理することができ…

アセットコミュニケーションズ「空家・空部屋巡回with BMクラウド」

株式会社アセットコミュニケーションズは、クラウドコンピューターで不動産会社の会計支援をしているIT企業です。

サービス内容は他社と大きく変わりありませんが、特徴は写真を多く撮影することです。
リビング、キッチン、バス、トイレ、収納、バルコニー、外観、靴箱など24カ所を撮り、空き家所有者のスマホに送信してくれます。料金は月額4,000円(税抜)。

同社は巡回確認サービスとは別に、清掃に特化したサービスも行っています。

運営タイプ IT企業系
金額 基本料金月額4,000円(複数件数まとめて委託可能)
巡回周期 月1回
作業時間 60分程度
通風、換気 全室換気し、空気の入れ替えを60分
簡易清掃 玄関・通路・建具等の簡単な掃除を実施
郵便物確認 郵便物の確認、室内への取り込み
通水 キッチン、バス、洗面台、トイレの通水
雨漏り確認 各部屋の雨漏り症状確認
巡回確認 物件周囲を巡回し大きな外傷有無を確認(一戸建てのみ)
その他 ・掲示代行
・ポスティング代行
・放置自転車タグ付代行
・物件写真撮影代行
委託先企業
top_フロントページ
アセット建物管理のサービス特長 弊社の専任巡回スタッフが 担当エリアを責任をもって対応。 エリア内の定期清掃・建物点検と並行して行うため、空き家・空き家巡回をリーズナブル&迅速に提供することが可能です。 巡回スタッフが現場から、スマホ・タブレットで迅速に報告。1報告15〜50点の写真付きでわかりやすくお...

京王ほっとネットワーク「空き家巡回・清掃サービス」

私鉄系不動産会社の京王不動産は、空き家巡回チェック項目が充実しています。
一般的な巡回管理メニューの他に、年1回、床下のシロアリ被害の確認を行ってくれます。
そのほかオプションで、郵便物の転送や庭木の剪定や雑草刈り、消臭剤と除湿剤の使用、災害時点検もあります。

またそのほかにも賃貸相談、賃料査定、売却査定を行っています。
まさに先々の出口戦略支援を兼ね備えた、空き家巡回確認サービスといえます。

料金は、月1回の巡回で、一戸建て外部のみ月額5,000円(税抜)、一戸建て室内外9,000円、マンション室内のみ7,000円となっています。

運営タイプ 鉄道インフラ系
金額 一戸建て簡易プラン(屋外のみ)月額5,000円
一戸建て標準プラン(屋内外)月額9,000円
マンションプラン(屋内のみ)月額7,000円
巡回周期 月1回(追加料金で回数増加可能)
作業時間
通風、換気 全室の窓、押入れ、物入れを開放して空気入れ替え
通水・水漏れチェック すべての水栓を約60秒開放、サビ付着防止と水漏れ確認、排水トラップへの注水で臭いと害虫防止
巡回確認 屋内外を巡回、目視で異常確認
雨漏り・カビチェック 屋内から目視で雨漏りやカビの発生を確認
簡易清掃 屋内の床・サッシ・建具等のモップ清掃、簡易拭き掃除、玄関廻り掃除
庭木・雑草の確認 剪定、雑草取りに必要有無を判断
郵便物確認 郵便物整理、チラシと郵便物の分類
施錠確認 窓、扉の施錠確認
床下点検 シロアリ被害状況を確認(初回、もしくは年1回)
写真撮影 屋内外各所を撮影
巡回報告 毎月1回写真付きの報告書をメールもしくは郵送で送付
委託先企業
空き家巡回 | 京王ほっとネットワーク
お客様に代わって居住していないお住まいの状態を確認する空き家巡回サービス。ご質問がございましたら、お気軽に電話(0120-84-5410)またはメールでお問合せください。

小田急電鉄「空き家管理・見守りサービス」

もう1つの鉄道インフラ系は小田急電鉄の「空き家管理・見守りサービス」です。
サービスは外観チェックのみで、月額5,000円(税抜)のシンプルなものになっています。
ただし、異常時に警備員が駆け付けるホームセキュリティを組み込むことで他社との差別化を図っています。

また、高齢者世帯への見守りサービスの並行して行っています。

運営タイプ 鉄道インフラ系
金額 空き家管理サービス月額5,000円
巡回周期 月1回
作業時間
通風、換気 なし
通水・水漏れチェック なし
巡回確認 建物外周の見回り
雨漏り・カビチェック なし
簡易清掃 なし
庭木・雑草の確認 なし
郵便物確認 郵便受けから投函物を回収
施錠確認 なし
ホームセキュリティ 異常時に警備員がスピード駆けつけ
写真撮影 なし
巡回報告 なし
その他 高齢者見守りサービス別途あり
委託先企業
小田急くらしサポート
あなたの生活のお困りごとを小田急くらしサポートが解決。 Odakyu OXスーパーの食品宅配、家事代行、エアコン・浴室・トイレなどのハウスクリーニングだけでなく、 お家のリフォームから、ちょっとした住まいのメンテナンスまで迅速かつ柔軟に対応いたします。暮らしのお悩みやお困りごとは、まずは小田急くらしサポートにご相談くだ...

アルソック「るすたくサービス」

警備会社のアルソックは、月1回の外観チェックのみで月額4,000円(税抜)。
同社の空き家巡回確認サービスの特長は、警備員が重装備の制服で見回りしてくれることであり、これは犯罪抑止力が期待できます。

空き家だけでなく、長期出張にも対応してくれます。

運営タイプ 警備会社系
金額 るすたくサービス月額4,000円
プラス1,000円でホームセキュリティ導入可能
巡回周期 月1回
作業時間
巡回箇所 10か所(未公開)
郵便物確認 郵便受けから投函物を回収
ホームセキュリティ 異常時に警備員がスピード駆けつけ
写真撮影 巡回場所を写真撮影
巡回報告 メールで報告
その他 ホームセキュリティがオプション導入可能
委託先企業
空き家の管理・防犯対策のるすたくサービス|ホームセキュリティのALSOK
るすたくサービスの紹介ページです。ホームセキュリティ・防犯対策・防災対策なら綜合警備保障が提供する総合防犯対策サービスALSOK(アルソック)

空き家ガーディアンズ「空き家・留守宅の管理代行サービス」

最後に紹介する空き家ガーディアンズは、福岡県北九州市と山口県下関市だけで空き家巡回確認サービスを展開しています。

運営は複数の住宅関連企業がかかわっており、フランチャイズ制です。
こういった地方に特化した空き家管理サービスも次第に増えてきています。

料金は月1回の外観チェックで月額3,000円(税抜)と比較的リーズナブル。
室内確認はオプションで、追加料金は500円です。

運営タイプ 建築・リフォーム会社系
金額 サービス月額3,000円
室内状況確認オプション500円
室内定期清掃オプション2,500円
プラスワンサービス2,000円
巡回周期 月1回(追加費用で回数増加可能)
作業時間 60分
目視の状況確認 建物破損
敷地状態
無断駐車
第三者侵入形跡
不法投棄
郵便物確認 指定場所への転送あり
チラシ 回収と廃棄
ゴミ拾い 敷地内
前面道路清掃 あり
その他 台風、暴風雨、地震時などに定期巡回以外に訪問確認可能
年に1度、特定空き家等判断チェックを行う
委託先企業
空き家管理・留守宅管理の空き家ガーディアンズ
山口県・福岡県で空き家管理を行なう「空き家ガーディアンズ」のスマホ専用サイトです。

空き家管理委託の一括見積もりを利用

今回は10社の空き家巡回サービス、管理代行サービスの詳細を掲載いたしましたが、他にも相当数の外部業者が同等のサービスを運営しています。

多数あるサービス外注企業に1つ1つ問い合わせをしていると、時間もコストも無駄になってしまいますので、一回の登録で複数の空き家巡回サービスからまとめて見積もりを取ってくれるサービス(一括見積もりサービス)を無料で利用するのが一般的となっています。

30秒程度の簡単な入力で複数企業のサービスを相対比較でき、しかも全国対応でお住まいの地域に見合ったサービスのみの見積りが提示されますので、非常に効率的といえるでしょう。

例えば、下記のようなサイトで、無料で一括見積もりサービスが利用できます。

>>空き家管理費用一括見積もりサイト【空き家管理費用比較君】

まとめ – お金をかけたくない人はまず外観チェックからの発注がおすすめ

空き家巡回確認サービスの相場は、月1回の巡回で数千円~1万円程度です。
空き家を放置するリスクを考えると、妥当な金額といえそうです。

使わない空き家にお金をかけることに抵抗があるという方も、料金が安くなる外観チェックのみの基本的なコースから申し込み、順次、必要なチェック項目をオプションで後から増やしていく…というやり方が現実的だと思います。

The following two tabs change content below.
空き家隊長

空き家隊長

実家の相続をきっかけに空き家問題に直面。すったもんだの末に何とか売り抜ける。その際に経験したこと、様々な外部のプロに教えて頂いた空き家問題、土地活用問題について記事にしていきます。
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